思考の足あと

何を考え、感じていたのか。

全て意味をなさない散文

また心を殺していく日々へと向かおう。人はロボットでは無いが、どこまでそこへ近づけるかが大事だ。生命は生きるのに適してはいない。生きることが目的なのはその達成が難しいからだ。ロボットは生存を目的としない。

僕らはロボットでは無いので代償に人を殺そう。弱い弱い純然たる人を殺して、さようなら。お母さんと帰ります。

人にもいいところはある。汎用性が高い。何をやらせてもいい。だから無駄な事をする。くるくると同じところを回る。社会とはいかにして人を人じゃ無いように見せるかに過ぎない。とてもじゃ無いがロボットには任せられない。嘘になってしまうからね。

 

海が見えますね。黒い黒い海が。地球のうねりに飲まれてしまいそうになる。海の表面は刻一刻と変化していて、だから不安に駆られる。地面は動かない。何も動かない。でも、海は動いている。遠くの水平線だって動いている。僕らのみた海は沈んだかも知れない。まだ浮き上がっているのかも知れない。とかく総体を海だと思ってるのであって、振る舞いはひどく個のそれだろ。止まってくれ、もう少しわかりやすくなってくれたら親しみが湧くのに。

海は不安になる。

 

おれは全てをわかっていて、達観していたつもりだった。実際は?達観していたんだよ本当に。

とても面白くない現実がやってきて、俺のこと、面白いだろう?地続きの世界は突然見えないものが現れることがない。全く面白くないよ。ため息が出るほどに。わかってたからね、くるの。

でもね、俺が一番嫌なのは自分じゃ無く、興奮する他人だよ。見えてたでしょうだって。そういう意味じゃないよ。影にすぎないものを追っても意味がないよ。実体が大事なんだ。もっと推察してよ。俺を無知な俺に仕立て上げないでくれ。俺を純粋にしないでくれ。なんでもわかっていて、汚れている俺でいさせてほしい。他者の目は思ったより俺が写っていない。