ああつってほそりと垂れるもみあげ、橙の光に照らされる機構の街 おい、うるさい、おれに過去から石を投げるな。振り向いてはいけないのでおれの背中はズタボロ。武士のなり損ない。

ラーメン屋に入ったが、腹の空き具合が微妙で（これはおれの計画性の無さのせい）チャーハンをつけようか迷った。あと麺の硬さをカタにしようとしたのに、流れに逆らえずにそのままふつうのラーメンを単品で注文する羽目になった。 おれの空気の読めなさは露…

小気味よく響くLINEのメッセージ通知。生きてるんなら言えよ。それは有難いことで、遅すぎる知らせ。おれの予想はまた外れた。

自分はひどく凡庸であると常々思う。 嫌気がさすほどに何もできず、しかしその下ほどの人物も多数知っている。ああ位置が曖昧としてきて、ついには競争を放棄するような。目を逸らし続けて風解、因果は逆、過ぎる終わりと後悔の屑、バカばかりの世界と救いよ…

物の値段ておおよそ人件費 バイトだと使えない奴でも平等に1人大体１０００円前後 世間ではイラストの買い叩きが起こってる 素人でも人件費だけで（描いた時間）×1000円は発生するはず。素人雇ってるバイトがそうだから。 そこに技術料が入る。これは人によ…

前兆はあったんだ。 僕らは決して顔は合わせていないが、親しげに知人であるKについて語る。 「彼の境遇は大きな要因であると思う。」 彼の手に収まったグラスの氷は、カランと耳触りの良い音を鳴らした。沈みかけた夕日は、最後の抵抗と言わんばかりに彼の…

結局人って変わんないんだなぁと眺めていた。 昔苦手だった（自身の価値観で言うところの悪）人も、時間が経って改善されたと思いきや、実はそうでは無くて何も変わっていないと言う。おおよそSNSで、その人の普段を見ているとなんだか普通に見えるので、勝…