思考の足あと

何を考え、感じていたのか。

現実がエロゲのシチュに丸被りの話

エロゲをプレイしている最中に思い出した大学のサークル関連の話。

自分が入ってるサークルはスポーツ系とかじゃなく学術系の、研究室や企業の方と連携してやっていく感じのもの。

そのサークルのシステムが少し特別で、サークルの中にプロジェクトという集まりが複数個存在する。基本的に業務はプロジェクトごとに管理されて行われているが、自分はここ最近、何のプロジェクトにも参加していなかった。理由はこのサークルとは別の活動で忙しくなったからという割と正当なもの。ただ、もちろん申し訳無さもあり、またサークルのメンバーの二人からの勧誘もあったので、先日新たなプロジェクトへの参加を希望した。

いざ会議へ参加してみると酷い有様だった。司会進行役もいなければ議題もあやふやなそんな会議。どこへ向かっているのかもわからず、誰も意見しない。会議とも呼べない杜撰な集まりに自分は結構落胆した。

プロジェクトというのは目標があるから設立されるわけであり、そこへ向かおうとする姿勢さえあれば(どんな形であれ)話は前へと進んでいくものだが、ここにはそれが無い。完全に組織としての役割を失っている感じだった。

ただ、自分も上で述べた理由があったので、簡単に辞める訳にもいかず、(やりたくもない)マネジメントの仕事をやることを決意した。

組織のマネジメントに関しては経験もあるため他の人よりかは上手くこなせる自信はあったが、別に自分はマネジメントしたくてこのプロジェクトに参加したわけではないのが辛い所だった。

にも関わらず、いざこの話を(自分をプロジェクトに勧誘した二人に)切り出してみると、その片方(以降Aとする)から猛反発。もちろん新参者にとやかく口を出されると怒りたくなる気持ちも分かるし、それを配慮して言葉は選んだつもりだった。が、どうにも納得がいかないらしく、最終的には自分を誘ったということまで否定される始末。

相手の言い分がよくわからなさ過ぎて自分は上手く飲み込むことが出来なかったのだけれど、とりあえず否定されたのが辛かった。起死回生の一手として自らやりたくもない仕事を進んで買って出たのに、否定。結局この日は家に帰ってから苛立ちと落ち込みで独り暴れていた。

 

時は流れ今、自分はエロゲをプレイしていた。

ものすごくときたま、アニメやゲームの所謂二次元のキャラクターが、現実(三次元)の人と似てると思うときがある。今回はヒロインの一人が、ちょうど上の一件のAと似ていると感じた。僕自身あの一件で彼女に対して苦手意識を持つようになってしまったので、プレイしていてどうにも落ち着かなかった。

そんなことを考えながらもシナリオを読み進めていくと、自分の体験とほぼ同じシチュエーションに出くわした。まさかだった。A(に似ているヒロイン)を相手にするのも同じ。この時主人公は、「一生懸命良くしようと考えてる人達に、新参者が口を出すとどうしても角が立つからな」といって間接的に改善案を伝えることで問題を回避。(コナンくんが高木刑事ら相手にさりげなくヒントを与えて気付かせるやつに似てる。)現実と、都合のいい作り話とじゃ話は違うと分かってはいるが、上の一件を思い出してどうにも悔しくなった。

 

別にこの話にオチは無いが、このままの心境ではこのゲームを読み進めることが出来なさそうなので、ここで供養。