思考の足あと

何を考え、感じていたのか。

参照 2018.5.07

 前にも,幾度と触れたが自分は他人より出来ると思い込んでいる節がある.でも最近は─いや実はもっと前から─多方面からメッキがはがされてボロボロになってしまっている.自分にも他人にも教え込んできた綺麗ごとを自らの墓穴に換えた形になっているのだろう.滑稽だ.今では証明するのに必要な材料は全くなく,唯一何の拠り所もない空虚な自信だけが存在する.

 話は少し逸れるが,自らの精神性は論理的思考と乖離しているように思える.それは自分にしか当てはまらないことなのかもしれないので,一般化しようとするのは無謀かも知れない.

 つまりは,何も残ってはいないということだ.何もできないのだと整然と突きつけられている自分と,ぼんやりとした(あるいは,認識するのが怖いためにわざとぼんやりとさせているのかもしれない)二面性に顔をのぞかせるその孤独な自信を除いて.