思考の足あと

何を考え、感じていたのか。

全てが終わった感じがする。ほぼすべてのキャリアへの可能性の枝は絶たれて、ひとたばの道になったものを進んで行くしかないのだ。

自分自身の停滞ともいえる。新しく身に付けることは結局過去の土台ありきで、積み重ねの武装に過ぎなく、これは自身に一切の還元をもたらさない。真の意味で成長や可能性があったのは恐らく高校までで、真っ黒な学ランに身を包んでいたあのときまで、そこまでだった。

いまのおれと言えば、全てが止まってしまっているかのようだ。郷愁に似た何か。子供の頃に戻りたいとは、こういうことを言うんだろう。