瓦解していく塔を見ていた。エントロピーの増大。気を抜くと全てのものはこうなって、混ぜこぜの静寂だけが残る。 立ち込める砂埃が、まるでその運命から逃れたいかの様に四方八方へ散っていく。当然あたしらもそれに呑み込まれて、仕方ないから目の上に避け…
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